[postfix-jp: 363] Cyrus IMAP serverのbounce問題の解決

[Akihiro KAYAMA <kayama@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>]

香山です。

ふと気付いたので参考までに報告しておきます。

Cyrus IMAP server(手元では2.1.16)とPostfix 2.0を組み合わせたとき、
Cyrus IMAP serverのメールへの要求がPostfixよりも厳しいことが原因で、
"壊れた" メールをPostfixがIMAPサーバに配送する時に、IMAPサーバがエラー
を返してbounce してしまうことがありました。

a) メールに'\0'文字が含まれている
   エラーログ
   > status=bounced (host /var/run/lmtp[/var/run/lmtp] said: 554 5.6.0 
   > Message contains NUL characters (in reply to end of DATA command))

b) メールがヘッダだけで構成され、末尾に空行がない
   エラーログ
   > status=bounced (host /var/run/lmtp[/var/run/lmtp] said: 554 5.6.0 
   > Message has no header/body separator (in reply to end of DATA command))

このような壊れたメールは100%がSPAMなので、受信できないことによる実害は
ないのですが、不要なbounceの発生がうっとおしくはありました。

ところが、Postfixを2.0から2.1に更新したところ、これらのbounceは発生し
なくなりました。詳しく追っていませんが、Postfix側でメールの内容を補正
するようになったのではないかと思います。(私の勘違いでなければ)

Sendmailではもともとこれらの問題はなかった(Sendmail側で補正していた)よ
うなので、それにあわせたということかもしれません。

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パーソナルメディア株式会社
香山 明広
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