[postfix-jp: 4207] Re: 451 4.3.0 Error:queue file write error という現象について

[大塚 総司(OTSUKA soushi) <otsuka@xxxxxxxxxxxxxx>]

大塚です。

>> 全角がアドレスに含まれるメールの再送のときにエラーが発生する症状が同じな
>> ので今後も発生するようでしたら一度お試し頂けたらと思います。
> 
> それは偶々uf-8のバイト列だったから通用した回避策ではないでしょうか。
> その部分に与えられるバイト列のエンコーディングは決め打ちできないわけで…

postfix側がMySQLへ接続する際に特に文字コードは指定していないため、デフォルト
の文字コードが利用されます。
こちらの環境ではデフォルト文字コードは utf8 でした。
postfixadminがDBテーブルを作成する際は文字コードを latin1 で作成するために
サーバ側とクライアント側で文字コードのずれが出てきます。

ここのMySQLの挙動は自信がないのですが、文字コード間で互換がとれている文字
(ASCII)のみなら特に問題なくて、全角文字のような互換が無いような文字が含ま
れているとエラーになっているように思えます。
(もしくは自動変換ができない場合にエラー?)

ここでDBテーブル側も utf-8 に変更するとサーバ側(utf8)=クライアント側(utf8)
になり、MySQL側の文字コード差違による処理が行われなくなり、エラーも発生し
ないようになっていると考えています。

実際にこちらの環境では以下の環境でエラーが発生しており、tatin1をutf-8に変換
する事でエラーは出なくなりました。

  DBテーブル           : tatin1
  デフォルト文字コード : utf8
  変なメールアドレス   : shift_jis

そのため、サーバ/クライアント間の文字コードさえ合わせていればエラーは発生
しなくなるのではないかと思っています。
(先ほどの投稿で相手の環境の事を聞かずにutf8にするとだけ書いてしまったのは
説明不足でした…すいません)

> つまり、postfixに(不完全ではあるものの)DoSの脆弱性が発覚したと考えるべき
> かと思います。

以前のML投稿で「DOSになり得ないかと思っています」と書いてはいたのですが、
特に他の方からも言及がなかったので、それからすっかり忘れていました…。
確かにpostfixの構成次第ではDOSになり得ると思います。

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  大塚 総司(OTSUKA soushi) <otsuka@xxxxxxxxxxxxxx>

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