[postfix-jp: 2182] Re: バーチャルメールボックスのメールをコマンドへ

[IWAMOTO Kouichi <sue@xxxxxxxx>]

岩本といいます。

On Thu, 10 Aug 2006 12:16:42 +0900
utsunomiya <utt@xxxxxxxxx> wrote:

> 特定のvirtual_mailboxへのメールに対して
> 指定したコマンドに読み込ませることは可能でしょうか？

virtual_mailbox_mapsでは直接コマンドを起動する事は出来ません。
コマンドを起動したい場合は、virtual_alias_mapsでローカルのアドレスに
転送して、その転送先でコマンドを起動するようにします。

[main.cf]
virtual_mailbox_domains = example.com example.net
virtual_mailbox_maps = hash:/etc/postfix/vmailbox
virtual_alias_maps = hash:/etc/postfix/valiases
virtual_alias_domains = 

[valiases]
program@example.com    program

[aliases]
program: "|/path/to/program"


> また、virtual_mailboxとvirtual_aliasesを
> 同じドメインに対して同時に適用するなと書かれています。

これってどこに書かれていました?
もしかして、VIRTUAL_READMEに書かれている以下の記述の事でしょうか?
# 引用部は池田さんの日本語訳からです。

| バーチャル 「メールボックス」ドメイン名をバーチャル「エイリアス」
| ドメインには「絶対に」リストアップしないでください！

これは書かれている通り、virtual_mailbox_domainsに設定している
ドメインをvirtual_aliases_domainに設定するなという事であって、
virtual_mailbox_mapsとvirtual_alias_mapsが併用できないという事
ではありません。実際、VIRTUAL_READMEに書かれている例でも、
virtual_mailbox_mapsとvirtual_alias_mapsを併用しています。

virtual_alias_mapsは全ての宛先アドレスに対して適用されますので、
virtual_alias_domainsにドメインを設定していなくても書き換えは
行われます。virtual_alias_domainsはどのような時に使うかというと、
virtual_alias_mapsで検索出来なかった時にsmtpdで受信を拒否したい
(User unknownを返したい)ドメインを指定する時に使います。

今回の場合は、virtual_mailbox_mapsで宛先アドレスの存在チェックを
行っているので、virtual_alias_mapsで検索出来なくても拒否しない
(逆に拒否されてはこまる)のでvirtual_alias_domainsにはドメインを
設定しません。

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いわもと こういち(sue@xxxxxxxx/sue@xxxxxxxxx/sue@xxxxxxxxxx)
# なるようになれ、明日もイケイケ♪
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