[postfix-jp: 2465] Re: X-Original-To: は、本当にオリジナル？

[IWAMOTO Kouichi <sue@xxxxxxxx>]

岩本といいます。

On Sat, 06 Jan 2007 15:41:03 -0800
YamYas <yamyas@xxxxxxxxxx> wrote:

> 今回、この件について疑問に思った背景に、以前は前段(転送元)のサーバは
> qmail を使っており、そのときには元の Delivered-To が残っていて、それ
> を参照すれば良かったので、特に何も考えずにいたというのがあります。
> 転送元の Delivered-To が残すことが出来ると、それはそれで良いのですが、
> X-Original-To の役割には、やはりちょっと疑問が残りますね。

X-Original-ToやDelivered-Toが追加されるかどうかは、転送の仕方によって
変わります。
例えば、local配送させて.forwardに転送先のアドレスを書いた場合は、
X-Original-Toは追加されませんが、Delivered-Toは追加されます。

# この場合X-Original-Toも追加されると思っていたので、ちょっと意外...

On Fri, 05 Jan 2007 01:21:28 -0800
YamYas <yamyas@xxxxxxxxxx> wrote:

> >>> Postfix が X-Original-To をつけるのは、local, pipe, virtual 配送時です。
> >>> どのようにして転送しているのかにもよると思いますが、間違った動作ではな
> >>> いと思います。
> > 
> >> 一応、今回の件は、virtual で配送しています。
> 
> 転送元では virtual ですが、転送先では local ですね。

virtual(5)では転送は出来ないですよね。通常、virtual(5)を使っていて
転送を行いたい場合はvirtual(8)を併用すると思いますが、もしかして
このパターンでしょうか?
virtual(8)はcleanupで処理されますので、X-Original-ToやDelivered-TOは
追加されません。

> >> では、転送先でオリジナルのアドレス(転送前の RCPT TO)を知る方法は、何か
> >> 用意されているのでしょうか？

転送元のサーバを自由にいじれるのならば、smtpd_recipient_restrictions辺りで
適当なヘッダをPREPENDするという方法があります。

[main.cf]
smtpd_recipient_restrictions =
  	check_recipient_access pcre:$config_directory/prepend_rcpt_to
  	〜以下略〜

[prepend_rcpt_to]
/(.*)/ 	PREPEND X-RCPT-TO: $1

また、転送先のサーバでアドレス拡張を使っているのならば、転送先のアドレスを
他と区別できるような物(例えばuser+original_example.com@hoge.example.net)に
するという方法もあると思います。

# どちらかというと、後者の方がおすすめです

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いわもと こういち(sue@xxxxxxxx/sue@xxxxxxxxx/sue@xxxxxxxxxx)
# なるようになれ、明日もイケイケ♪
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