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[postfix-jp:01335] Re: append_at_myorigin



荒木です。

> 山内です。
> 
> 間違って To: ヘッダを
> To: a, <handy@xxxxxxxxx>
> と書いてしまったところ
> To: a@xxxxxxxxx, <handy@xxxxxxxxx>
> のように補完されてしまいました。
> 
> append_at_myorigin = no
> にすると、補完されないことはわかったのですが、ドキュメントを読むと
> 
> http://www.kobitosan.net/postfix/conf/sample-rewrite.cf.jp
> # append_at_myorigin は "user 形式から "user@$myorigin" への書き換えを
> # 制御します。これは切るべきではありません。
> #
> append_at_myorigin = yes
> 
> とあります。To: ヘッダを補完して何が嬉しいのかわかりませんし、
> 間違ったものは間違ったままにして欲しいと思うのですが、なぜ
> 「切るべきではない」のでしょうか?

単にpolicyの問題で、過去の互換性のためだと思います。
ですが、私の経験からいっても切るべきではない、とまではいいませんが
あえて切って辛い思いをしなくてもいいんじゃないかと思います。

1. 多数のUnixホストがあるが、個々のユーザはメールサーバとして別に置いたホストに
popやimapでアクセスしメールを読んでいる場合、補完しないときは、
userだけだとuserにいつまでもメールが届きません。
usernameだけでメールを出す癖がついてる(古くからのユーザではあたりまえでしょう)
ユーザが多数いる大学のような場合はとくに有効です。
#メインのメールサーバがvirtualdomainだったりするとなおさらです。

2. Cc: と To: が違うドメインのときに補完されていないと、アドレスに
注意しないで返事を書いたときに目的とするドメインにとどかない。

3. どこかで補完するなら、はじめに補完しておいたほうがリソースも食わない。
自分が補完しなくても中継ホストで補完されたりするとわけがわからなくなります。

というところじゃないですか?

1への反論として「メッセージの内容はMTAがいじるべきではない、補完せずに
まちがったものはほっておいて、正しいアドレスをユーザがいれるべき」というのが
ありますが現実問題としてその教育コストは小さくありません。
sendmail->qmailへの移行をしたことがあればわかっていただけると思います。

--
荒木靖宏

Follow-Ups
[postfix-jp:01336] Re: append_at_myorigin, Shuhei KOBAYASHI
References
[postfix-jp:01334] append_at_myorigin, 山内 朋浩) <handy@xxxxxxxxx>

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